
アロマと化粧品の関係
植物は現在のところ、日々汚染が進む地球にあって、最も「免疫力」を持った生物であるとされています。
長い年月の中で植物は、枝や茎が折られたり、蜂などの昆虫によって外から望んでいない刺激を受けたりしたとしても、その性質上「逃げる」ということができません。
しかし、やられっ放しでは絶滅してしまうので、それらの危機に立ち向かえるように、自分の体の各部に、消炎作用や抗菌作用、細胞生成作用などのエッセンス(精油)を内蔵し、進化させることで自分の身を守ってきました。
数千年の歴史の中で培われたこの免疫の力を、人々が利用することを思いついたのは、同じく人としての生存本能によるものだったと言って良いでしょう。
これら植物のエッセンスの効能が、人体に移行することができ、人間の体にもこの抗菌力や抗炎症作用が効くということを経験しながら知っていきました。
それは偶然だったかも知れませんが、塗布することで傷の回復や細胞の生成に役立つこと、食べたり匂いをかいだりすることで癒しや回復の力があることを知り、それらを生活の中に取り入れてきました。
おそらく、これこそがアロマセラピーの原点だと言われています。
科学の発展に伴い、これら植物の各部位のエッセンスを合成技術により化学的に生み出す技術がすすみ、医薬や化粧品に利用されてきました。
植物の効能を利用したアロマセラピーが注目されているのか。
それは、現代生活において人々がさまざまに深刻なストレスに見舞われているからです。
ダイオキシン、化学物質による汚染、電磁波や有害紫外線によるダメージ、排気ガスや化学薬品との相性で生まれるアトピーなどの拒否症状。
リスクだらけの現代社会では、数々の外的要因にさらされて、自らの免疫力さえも低下させられています。
本来、人は体内で免疫力を高めていかなければ疾病に負けてしまうのですが、免疫力を高める決定的な薬品はいまのところ見つかっていません。
アロマセラピー療法をはじめ、植物のもつ免疫力強化の力が、医薬品や化粧品など、さまざまな分野で注目されています。
人間の免疫力を高める効能に着目し、アロマセラピーそのものを保健医療の扱いとして受け入れている国々も出てきています。































