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ヨーロッパやオーストラリアなどのオーガニック大国の認証機関や検査機関

ヨーロッパを中心に盛り上がった、「オーガニック・ブーム」は、オーストラリア、ニュージーランド、米国と、日本にもその波が押し寄せ世界中が注目を浴びています。

FAO(国際連合食糧農業機関)とWHO(世界保健機関)によって設置された世界基準である国際食品規格委員会=CODEX(コーデックス)は、有機栽培(オーガニック栽培)とは、「3年間、農薬、化学肥料を使わない畑での栽培」と定義しています。

「オーガニック」を名乗る以上、これらの基準に合った栽培方法で栽培されたものでないと、「organic」を語る事が出来ないのです。

しかし、CODEXにて決められていると言っても、オーガニック基準というのは、世界それぞれで異なるので「うちの国ではこれがオーガニックだ!」と言っても「EUではこんなのはオーガニックとは認めない!」などと、統一されたものは、ありません。

そこで、あらたなる国際基準を設けようとドイツを初め、フランス、イギリスとオーガニック大国であるヨーロッパ諸国を中心としたオーガニック認証(認定)団体が設けられてい、それぞれの監視下の元「オーガニック」基準を打ち出しています。

日本ではまだまだオーガニック化粧品について、公的な認証機関、認可などがありませんが、EUをはじめとした、欧州に独自の基準によってオーガニック化粧品を保証している認証機関があります。その代表的なものをご紹介します。

各認定、認証基準は、それぞれ独自のものを打ち出しています。

BDIHBDIH(ドイツのオーガニック認証機関)

BDIH公式サイト

Bundesverband deutscher Industrie- und Handelsunternehmen

(ドイツ化粧品医薬品商工業企業連盟)

設立年:2000年

  • 入手可能な限り、有機栽培または野生群生の植物から抽出した原料を使用する。野生群生の植物を採取する場合は、生態系に影響を与えないこと。また人間に毒性がないかの確認は厳重に行う。
  • 製造において、動物実験は行わず、動物からとった原料も使用しない(キトサン、カルミン、シルクは除く)。
  • 無機塩と鉱物原料は、使用を認める。
  • 乳化剤、界面活性剤は、植物脂肪、ワックス、ラノリン、プロテインなどを原料を物理的加工を加えた方法で作る(石鹸製造などに使う加水分解や水素添加、エステル化など)。
  • 合成着色料、合成香料、シリコン、パラフィン、そのほかの石油製品、エトキシ化物質は、使用しない。
  • 基本的に製品の防腐は、天然の防腐効果のある原料によって確保する。天然界に存在する、安息香酸、エチルエステル、アスコルビン酸などの使用は認めるが、配合する場合は必ず製品に表示をする。
  • 放射線などによる防腐加工は行わない。
その他にも、正しい表示と情報公開、遺伝子組替成分の未使用、原料が微生物分解可能なこと、リサイクル可能で環境に優しい容器を使用すること、第三世界とのフェアトレード、ナチュラルコスメティック・メーカーとしての環境保護のための取り組みなどが、規定されています。可能な限り、有機栽培または野生群生の植物から抽出した原料を使用する。野生群生の植物を採取する場合は、生態系に影響を与えないこと。また人間に毒性がないかの確認は厳重に行う。
BDIH認定オーガニック化粧品メーカー 

demeter・デメター(ドイツのオーガニック認証機関)

設立年:1946年

デメター認証は、シュタイナー博士が提唱した「ビオダイナミック農法」の作物や製品に与えられる認証。デメター認証を受けるには、ビオダイナミック農法で栽培された農産物を用い、加工、保存、包装、流通に至るまで、細かい基準があり、環境保護、安全性、農産物の生命力を最大限に生かす方法であるかどうかまで問われ、厳しい審査をパスしなくてはなりません。有機農業団体デメターは、1924年ベルリンの講義「農業講座」に沿って設立された、ドイツで一番古い民間の認証機関。有機農法とマーケティングの研究をしており、ドイツにある9つの有機農法の連盟の中でも代表的な機関で、研究協会(栽培基準の作成)、有機農業協会、市場調査協会の3つの協会で組織される。

生産者、加工メーカー、販売者とバイオダイナミック農法の厳守と商標使用の契約をし販売を支援、協会自体は販売をしない。生産者が団体を作り、農作物の品質保証、そして販売支援まで行う具体的な行動によって普及した。BIO-DYNAMIC(生態的動的自然農法)を専用の言葉として、デメターのみが使用を許される。

デメターの商標は、毎年農場への厳しい立入検査を受けその苛酷な基準を満たした場合だけ使用を認められる。

エコサート(フランスのオーガニック化粧品認証機関)

ECOCERT(エコサート)公式サイト

設立年:1991年

フランスのトゥールーズに本拠をおき、ヨーロッパを中心として世界20カ国以上の国で約7000の有機栽培業者と800の加工業者に関与し機能している国際有機認定機関。農業・食品科学分野の専門家の試験官が、100%植物原料であること、主原料が有機認証を受けたものであること、水を含めた成分の10%以上が認証原料であること、などが義務化され審査されます。
・完成品の95%が自然原料であること。(水含む。)
・完成品の5%は化学原料で良い。
・完成品の5%は、オーガニックでなければならない。
・植物原料の50%は、オーガニックでなければならない。
・化学香料は、使用不可。

ソイルアソシエーションSOIL ASSOCIATION(イギリスのオーガニック化粧品認証機関)

設立年:1946年

公式HP

SOIL ASSOCIATION(ソイル アソシエーション)=「英国土壌協会」は、本部をブリストルに置く、イギリスのオーガニック認証機関。 「健康な土壌が健康な植物を育み、それが健康な体を生んでいく」という基本理念をもとに 1946年に、設立されました。 オーガニック農法の支援、オーガニック食品/製品の基準制定などを行なう認定機関。オーガニック栽培の基準としては、たとえば、土壌の肥沃さの向上と作物の収穫バランスを達成する、土壌を用いない栽培方法(水栽培、鉢植え等)の禁止などが設けられている。

OCIA(アメリカのオーガニック化粧品認証機関)

OCIAとは、米国に本部がある国際有機認定機関「Organic Crop Improvement Association (OCIA) International」のことで、世界的な規模で「無農薬有機栽培」を推進している。原料が生まれる土壌からその製品にいたるまで世界トップレベルの厳格な基準を定めている。

ACO(オーストラリアのオーガニック化粧品認証機関)

ACO とは、オーストラリアオーガニック認証機関(Australian Certified Organic)。認証基準としては、鉱物と水を除いて1点1点が95%以上有機、栽培法で作られた農作物原料の使用が義務付けられている。残り5%についても、厳しい基準・ガイドラインがあり、天然の原材料に限られている。(遺伝子組み換え品、化学合成成分は一切使用されていない)